◇「食欲の秋」でも虫歯には注意してあげましょう(No,148)

近年、季節のことを考える時いつも思うのですが、「日本の四季」がだんだんなくなってしまうような気がします。「春夏秋冬」1つ1つ季節が巡っていく様は、世界的に見てもあまりありませんね。今は地球温暖化が問題視され、気候変動が激しくなり、日本のみならず、世界的に自然災害が多くなり、先が心配です。今年もまた暑さが続き、10月だというのに30度等の日もあり、「秋はいつ来る」と思ったものですが、最近になったら突然温度が下がり、木枯らしかと思うような冷たい風が吹き、秋を楽しむどころか初冬を思わせる天気です。そのせいか、子ども達が体調を崩したり、風邪を引いたりしています。流行性の病気は今のところ「手足口病」だけで、10月になり納まり掛けています。先月も罹患児数を報告しましたが、10月で、てんし組7名、ほし組13名 にじ組・ゆり組0名・はと組1名・ひかり組2名で計23名になりました。今年は、インフルエンザの流行も心配されますので、早めの予防接種を心がけて下さい。

さて、先日(10月26日)保健所の保健師さんが来園し、今年度の歯科検診の結果報告に来て下さいました。結果は、3枚の表を見ていただければ分かるように、昨年より悪いです。検査結果は、年々悪くなってきているので、心配をしています。数年前までは、にじ組までは1本もなかったのですが、今はにじ組でも虫歯になる子がいます。0歳児から入園して卒園するまで、1本もない子が普通でしたが、今は残念ながら虫歯になってしまいます。長年言い続けていますが、「火傷と虫歯は親の責任」と、少々きつい言葉ですが、子どもだけにはどうにもならないので、ぜひ、気を付けてあげて欲しいと強くお願いします。いずれ「『永久歯』が生えてくるからいい」と思っている保護者の方もいらっしゃいますが、健全で丈夫な永久歯は虫歯だらけの根っこからは生えてきません。痛い思いをさせないで、ぜひ、虫歯予防に努めて頂きたいものです。

今回、保健師に一つだけほめられたことがあります。それは、歯垢ゼロであること。これは、仕上げ磨きがよく出来ているからだ、とのこと。園でも仕上げ磨きをしています。きっとお家でもしてあげているんだろうと思いました。歯科検診は年に1回だけですので、定期的に歯科に通院し見て頂く習慣をつけていくこ事も大事ですね。

さて、今月は「遠足ごっこ」や「ひかりぐみのいも堀り遠足」等、楽しい行事がありました。遠足ごっこではお弁当のご協力本当にありがとうございました。はと・ひかりは園庭で、テントの下で食べだました。みんな、おいしそうな顔をして嬉しそうに食べていました。ゆり組さんはホールで楽しそうに食べていましたよ

次に、8月分の給食(おやつ)材料代が出ましたので、ご報告いたします。

8月も園児数60人。集金額が360,000円でした。支出した食料材(おやつ含)は、374,250円でした。差し引いて14,250円の赤字でしたが、先月よりかなり少なくなっております。新聞やニュース等でご存知のように、野菜類が大幅に安くなった反面、園でよく使うお肉、とりわけ鶏肉がかなり高くなっております。栄養士の踏ん張りどころですね。お楽しみメニューもかなり子ども達の人気が高く調理室は、頑張って張り切っています。

今月は、来年度の退園、他園への移行調べのご協力を頂き、ありがとうございました。29日(金)にて締め切らせて頂きました。この件で、お願いがあるのですが、最近3歳になると年度途中に退園し、幼稚園に入園される方が数名いらっしゃいます。これは、保育料の無償化のこともあり(保育所は3歳の年齢に達しても、3月までは保育料がかかるという不公平が原因しているのでは)3歳になったら幼稚園に移行することなのでしょうが、そうすると4月から入園したい子が入れなくなりますので、来年度幼稚園入園をお考えの方は、3月末で退園して頂くと次の子達が入園出来ます。ぜひ、ご協力をお願いしたいと思います。

 

最後になりますが、コロナ禍の中、長いこと非日常の生活を忍耐強く頑張ってきました。10月中旬からは県内においては感染者が「0」の日も多くなり、多かった緊急事態宣言もなくなり、少しづつ当たり前の日常に戻りつつあります。しかし、ここでもまだ気を緩めず感染防止に努めていきたいものです。どうぞ、子ども達の健康は勿論ですが、保護者の皆さんも、くれぐれもご自愛くださいますように。