新入・進級おめでとうございます。
いよいよ2023年度の保育が始まりました。今年最初のきぼうえんだよりにさっちゃん通信の「見て、聞いて、愛して」を載せていただきました。近年、何かと難しいと言われる子育てですが、新入・進級の4月に少しでも子育てにお役に立てればと「見て、聞いて、愛して」を載せました。2007年に初めて書いたのですが、16年ぶりに少し直してみました。良ければ参考にしてみてください。今年度も3園を共にお願いいたします。
「見て、聞いて、愛して!!」 福室希望園 髙野 幸子(2023年)
◎子どもの“心”が見えますか。
・“心”は見えません。だから、見えるように努力しなければなりません。
子どもの心に添って下さい。
・子どもの心の訴えや“さけび”が聞こえますか。 聞いてください。
・子どもの心を見ましょう。見てください。 心で聞いてください。
・心で心を育てるのです。 優しさや思いやりが育ちます。
◎子どもを愛していますか。 心から愛してください。
・愛は愛を育てるのです。 愛は心を豊かにしてくれます。
・愛は愛の連鎖を続けます。 愛されたという実感が愛を育てます。
・子どもに愛されたという実感を持たせて下さい。 愛しているよ、と言って下さい。
◎子育ては大変です。 決して楽しいだけではありません。
・子どもを育てることは素晴らしいことです。 でも、怖いことでもあります。
・ひとりで子育てをしようと思わないことです。 手伝っていただきましょう。
・子育て中、“苦しい”“大変だ”を大きな声で言いましょう。
“助けて”と言いましょう。
・お父さんも子育てに参加しましょう。 お母さんの最大の味方です。
・お父さんの強さ、優しさを子どもに示して下さい。
子どもの育ちに大きな影響を与えます。
忙しいから、と逃げたり避けたりしていませんか。
・安心感と豊かな愛情が子どもの育ちを育みます
◎親と子の関わりは、小さい時から大切に
・困った時 悩んだ時 苦しい時、子ども達は
「ねぇ、お父さん」「ねぇ、お母さん」と言えるでしょうか。
子どもから信頼されていますか。
・小さい時から、子どもの話を聞いてあげてますか。
「ちょっと待ってね」「後でね」と言ってませんか。
子どもの話を背中で聞いていませんか。
・子どもとの話し合いは、小さい時から積み重ねが必要です。
面倒だと思っていませんか。
『継続は力なり』です。
子どもにあきらめさせないで下さい。
あきらめることは、子どもを“無気力・無反応・無感動にしてしまいますよ。
・「お父さんも、お母さんも いっぱい愛してるよ」
「いつもあなたのことを見守ってるよ」と言っていますか。
・子どもの心のSOSがわかりますか。
「何故?」「どうして?」と考えてあげることができますか。
・子どもは小さい心がいっぱいになった時、必ずSOSを発します。
・子どものSOSを見逃さないでください。SOSに気付かないでいるといつしか心の奥に閉じ込めてしまいます。それはSOSがなくなったのではなく、心の中で少しずつ育てています。
・自分の子どもを丸ごと受け入れることが出来ますか
抱きしめていますか
◎子育ては“あせらず”“くらべず”“ゆったり”と“待つ”ことです。
待ってあげられますか。
◎一人ひとりみんな育ちが違うのです。
違っていいのです。
◎いっぱいの愛情で育った子は“意欲のある子”に育ちます。 生きる力が育ちます。
◎自分の子育てに自信を持ちましょう。
◎子どもの育つ基盤は家庭です。
◎子育ての第一義的責任は親です。
◎子育ての合理化はしていませんか。子どもは手をかけてかけすぎということはありません。
◎今は社会全体が子育てのお手伝いをします。(子育ての社会化)
一人で頑張らないでください。