ここ数年、例外なく全国各地で起こる水害等が多いようで、県内も北部の方での被害があり、お見舞い申し上げます。
合せて、7月下旬に発表された県内のコロナ感染者数3000人越えには本当に驚きました。しかも、10才未満児が多いことです。
園においては、他園のような感染者も少なく、緊張しながらも感染対策を皆さんのご協力をいただきながら、早く収束してくれることを願っていただけにショックでした。そのせいか、7月中旬~下旬にかけて、感染者の報告が多くなりました。その特徴は、家族の中で誰か1人がなると、ほとんど家族全員が感染してしまうようです。日々、皆さんにメールでお知らせしているのでおわかりかと思います。ただ、皆さんの早めの対応やお休みをしていただいていますので、園による感染はありませんので、家族の中で誰かが体調不良等になった場合、検査を必ずしていただき、結果が出るまでの登園は控えていただくと感染防止になりますので、ご協力をお願いいたします。先月7月28日の、感染者の県内人数は3174名中、10才未満児が421名、10才台が449名、20才台が545名、30才台が527名、40才台が539名と発表されましたが、この年齢は丁度、園の子ども達とその兄弟、そして、保護者の皆さんの年齢に当たります。今回の感染の特徴はここにあります。どうしても、家族みんなが感染してしまうことになっているようです。
さて、コロナ対策をしながら、ということで、今年の保育参観を多勢が参集する1日の参観とせず、2ヶ月に近い日程で、一クラス2名とし、保育参観の形を変えてみました。そういうこともあってか出席して下さる方が多く、未参加は5家庭(諸般の事情があり)ということで、7月22日に終了させていただきました。結果としては、皆さんから「ゆっくり参観できた。」「良かった。」等の声があり、園としても正直、ホッとしています。2020年に入園した子たちの保護者の皆さんは、一度も参観がありませんでしたからね。今年はコロナ禍の中なので、長期の日程を設定して行ないましたが、来年はどのような形をとるかは、未だ決めていません。先生達は何も言いませんが、正直、大変だったと思います。私も心からご苦労様でした、と言いたいです。3園の職員の意見をまとめて、今後のことを決めますが、田子、福室希望園は終了したのですが、鶴ヶ谷は5月末からコロナ感染者が職員、子ども達共にかなりの数になったため、未だ行なっておりません。夏期保育終了後にでも行ないたいので、結論は年末か年始頃になると思います。お休みをとって参観して下さり、本当にありがとうございました。
さて、今の時期はいつも歯科検診の結果をお知らせするのですが、今年は全員終了するのが遅れたため、市の方への報告も遅れたので、今もって結果報告がきておりません。近年、年々虫歯の子が多くなり、心配続きだったのですが、今年も多かったです。
25年前開園した当時は、虫歯保有率が少なく、フッ素洗口を実施するかどうか迷ったのですが、鶴ヶ谷は当時、仙台市で初の試みとして、すでに実施していましたので、開園して3年位経って(22年前)福室でも始めたのです。当時は0才から3才(てんし~にじ組)の子は虫歯“0”でした。しかし、ゆり組さんになると、急に虫歯の子が多くなり、4~5年前からは、にじ組さんでも虫歯の子が出るようになりました。ゆり組さんになると、何と1人で18本も虫歯になっているという驚きの現実を突きつけられました。0才から入園した子は、虫歯になる子は本当に少なかったのですが、途中入園の子がほとんどでした。それが、昨年、今年は0才から入園の子でもにじ組さんで虫歯になっています。以前は保健所から「虫歯の子が少ないですね」と褒めていただいていたのに、近年は全国、市の平均より上になってしまいましたね」と言われるようになってしまいました。保護者の方の中には、「どうせ抜ける乳歯だから」と言う方がいますが、乳歯の下には一生使う『永久歯』があるのです。健康で元気な永久歯に生え替わるためにも、虫歯予防にはしっかり取り組んでほしいと思います。子どもに負けないで、生活習慣の1つとして子どもとしっかり取り組んで下さい。又、虫歯になってから病院へとなるのではなく、虫歯予防のため年に数回、歯科医に通院して下さい。定期的な受診も虫歯予防の1つですので『泥縄』(わかりますか?)にならないようにしましょう。
各々の家庭での主治医に通院していただきますが、ちなみに主治医のいない方は、園の歯科医はたかはし歯科(福室5丁目1-12)になっておりますので、ご相談下さい。保健所から結果表が来ましたら、希望園だよりでお知らせいたします。いつも言っていますが、『虫歯と火傷は親(大人)の責任』です。
次は、ひかり組さんの「ジャガイモ収穫」のことです。今まで、どこかのクラスでさつまいもとかジャガイモを育ててきたのですが、いつもプランターで育てたため、一応収穫は出来ていたのですが、大きさや数に限りがありました。そこで、今年のひかりぐみは「地植え」に挑戦し、土を深く掘って種芋を植えました。担任の舞先生は良く心得ていて、種芋にしっかりと“灰”をつけ、子ども達と成長を見守ってきました。そして、7月になり、いよいよ収穫の時が来ました。子ども達と掘ったら、出るわ、出るわ、かなりの数が取れました。大きく立派に育った大きなイモ、ちょっと小さめで可愛いイモ等、担任、子ども達は大喜びでした。勿論、みんなで食べます。じゃがバター、ポテトチップスでは、み~んな「おいしい~!!」と食べ、残りは“夏カレー”のみとなりました。プランターで育つもの、地植えで育つものの違い等を学んだひかり組さんの、今年の“収穫記録”でした。又、はと組の大堀華蓮ちゃんのお家から、やはりご家族で畑で作ったジャガイモを段ボールで3個もいただき、食材値上がりの今、本当に助かりました。紙面で申し訳ありませんが、お礼申し上げます。
最後は5月分の給食(おやつ)費用についてです。
5月の給食(おやつ)材料費は272,835円でした。収金は54人×6,000円=324,000円ですから、5月は51,165円の黒字ということになります。材料費の少なさに驚きまして、栄養士と話したところ、次の理由がわかりました。5月は先輩栄養士が4月末から産休に入り、5月からは1人(今年の4月採用)になったので、赤字を出さないようにと緊張したようで、値上がりを覚悟で昨年から買いだめをしていた調味料等を使い、新しく購入をしなかったこと、又、5月は連休等もあり、お休みのご協力をいただいたので、無駄を作らなかったこと等がわかりました。勿論、6月からは在庫がなくなった分、新しく購入しますので、もしかすると赤字(?)になるかもしれません。多くの品種が値上がりの中、栄養士始め調理室、頑張っております。
※先月号で、8月号にスマホやゲームによる“目”の障害について、と書きましたが、長くなりましたので次回にしました。