◇酷暑から残暑へ ~すず虫の声にホッとしますね~(No,158)

いよいよ9月です。今年は鶴ヶ谷にも「すず虫」が行ったようで、3園の玄関で、午後、夕方と一生懸命鳴いているようです。

さて、何かと動きの多かった8月、学校も始まり、非日常とはいえ、いつもの生活が戻ってきました。休み明けのコロナ感染状況を心配しておりましたが、3園共に大きな変化はなく、保護者の皆さんの、予防対策へのご協力やお休みのご協力等のお陰と感謝しております。

さて、3園の8月30日付の感染状況は(その他の感染症も)

鶴ヶ谷 田子 福室
コロナ  2人

※水 痘  1人

手足口病 9人

ヘルパンギーナ 1人

コロナ  2人

水 痘  0人

手足口病 2人

※おたふく 1人

 コロナ  2人

手足口病 2人

水 痘  0人

おたふく 0人

アデノウイルス 1人

以上になります。鶴ヶ谷と田子で「水痘」と「おたふく風邪」が1名ずつ出ておりますので、流行に繋がらないよう注意していきます。又、3園共に出ているのが「手足口病」です。これは8月25日付の河北新報の朝刊に出ていた、手足口病流行の記事を載せました。手足口病は登園停止にはなりませんが、口の中に多くの水疱や足の裏に多く出ますと、飲んだり、食べたりが痛くて出来なくなったり、歩くのが困難になる場合があるので、その時は2~3日お休みいただくと助かります。又、コロナに気をとられていましたが、「水痘」「おたふく」が出てきましたので、十分に注意していきましょう。報道によりますと、今年はインフルエンザの流行もあるようだ、とのこと。予防接種等、早めの対応に心がけましょう。

 

さて、今月9月は、コロナがなければ家族みんなでの『遠足』がある日です。しかし、ここ3年、それが出来ておりませんので、今年も先生方が子ども達と楽しい「遠足ごっこ」を計画しております。日時は3園共に9月9日(金)となっております。当日は大変かと思いますが、ゆり、はと、ひかり組さんは『お弁当』のご協力をお願いいたします。子ども達はとてもお弁当を楽しみにしています。コロナ前は、ハイキング、ピクニック、遠足、運動会等と子ども達はお弁当から少し離れています。そのせいもあるのか、先に行なわれた3園ひかり組だけの園外保育の時はお弁当持参でした。園に戻ってのお弁当になりましたが、3園の子ども達の様子を聞きますと、とっても喜び、満面の笑みで嬉しそうに食べていたと聞きました。又、給食を食べているということもあるのでしょうかね。親さん達の大変さはわかりますが、9日のお弁当、よろしくお願いいたします。てんし、ほし、にじ組の小さいお友達は給食が出ますので、お弁当はいりません。

さて、この『お弁当』のことですが、8月17日(水)の河北新報朝刊の一面に「学童保育に宅配弁当」の記事が載っており、私、個人としては心動きました。この記事も皆さんに読んでいただければと思い、載せました。このことに関しましては、賛否両論ご意見があることは承知しています。私も、園の職員や栄養士さんとも話し合ってみましたが、親さん達の弁当作りの大変さは十分に理解しながらも、児童館に宅配弁当が毎日届く、となると、どうでしょう?毎日430円、兄姉がいれば860円、“みんな同じものが食べられるのがいい”ともありますが、他に弁当を持たせたいと思う親さん、とても金額が高くて支払えない親さん等がいる場合、子ども達はどうなるのかな、と老婆心で心配してしまいます。毎日大変なのはわかりますが、おにぎりとウインナーとか、簡単なものでも、家庭での手作りとはならないのでしょうか。デコレーションのようなお弁当でなくても、お家からの手作り簡単弁当にはならないのでしょうか。ちなみにこの件で、事務室で話し合いをしていたら、進藤光代主任から、ご長女が高校生活でお弁当最後の日、お弁当箱の中にお手紙が入っていて、「お母さん、3年間、毎日ありがとうございました。」とお礼の手紙が入っていたとのこと。ご長男はさすがにテレがあったのか、スマホに「3年間お弁当ありがとう。」のメッセージが入っていた、と話していました。私事ですが、息子が高2の時、水不足で土地が乾燥し、青物野菜が収穫出来ず、品不足で苦労した時があり、何とか野菜類を弁当に入れるのが大変でしたが、弁当の中に「おかぁ~ん、野菜で苦労してるな。」とノートの端を破った紙に書いてありました。光代先生や息子のように、伝え方の形は違いますが、子ども達って「お弁当への思い入れって、大人が考えるより、親や家族との繋がりを感じている」ものなんですね。小中学校、保育所もですが、毎日の給食、ありがたいですよね。親さんのお弁当の負担感もわからないわけではありませんが、新聞報道をきっかけに、ちょっと、立ち止まって、「お弁当とは」を考えてみたいと思いました。とりわけ、毎日暑さの中、給食を作っている栄養士や調理員は、宅配弁当の件は、複雑な思いがあるようです。新聞にもあるように、他県のように行政がかかわり、個人、親負担を軽減する考えもいいかと思います。

今月も長くなってしまいました。3園の子ども達が元気で、健康で、情緒が安定して過ごせるよう、職員、がんばります。