カレンダー最後の1枚になり、日1日と冬将軍の到来が目前となりました。朝夕の寒さに思わず背中を丸めてしまいますが、子ども達はさすがに風の子、園庭で元気に駆け回っています。お陰様で昨年同様、今年もコロナ感染者は“0”で終わりそうで、保護者の皆様には大変なご協力をいただいたものと感謝申し上げます。ありがとうございました。
最近は全国的にも感染者がかなり減り、気持ち的にはどこか安心してしまいますが、まだ不安はあります。それに、11月末には新たに「オミクロン株」という新型ウィルスが発見され、再び警戒をしなければならなくなりました。そんな状況の中、12月はクリスマス会があります。昨年のクリスマス会は、保護者参加なしでした。そこで、今年こそはと、今日配布いたしました「お知らせ」でご報告の通り、今年はぜひ保護者参観のクリスマス会にしたいと決定しました。何かと規制が多くなりますが、ご協力をお願いします。分からないところがありましたら、担任に声を掛けて下さい。我が子のクラスしか見ることが出来ませんが、子ども達は一生懸命練習をしていますので、お休みをしないでいらして下さいね。各々、グループで参加しますので、1人でも欠けちゃうと困ってしまうので、お願いします。
さて、11月には登米市の豊里こども園に不審者が侵入するという事件がありましたね。これには大変驚きました。場所が保育園ということで、あまりにも身近だったせいです。日頃から、多くの訓練をしており、防犯訓練もしていますが、保育園児という低年齢のこともあり、不審者対策は具体的な内容でやってはいませんでした。しかし、今回はさすがに「もし、これが希望園だったら」と考えると対応の甘さを反省しました。そこで、早速「刺股(さすまた)」を購入し、東警察署の生活安全課に電話をし、「訓練の講習」を依頼し、11月26日(金)ホールにて3園合同の「防犯訓練」を行ないました。誰もが初めてなので、何とも「へっぴり腰」で頼りないものでしたが、少しずつ様になってきました。警察官の方からは、まず初めに「門」の入り方、入れ方から警察官であるかの確認をし、警察手帳を見せてもらうなどのお話も聞きました。何よりも大切なのは「自分の命をまず守り、そして子どもの命を守ること」でした。やたらと、自分の命に代えてもと言って、自分の命を落としたら残された子どもの命を誰が守るのか、ということでした。慌てふためいて、恐怖心もありますが、まず落ち着いた行動をとることが何よりも、子ども達の命を守ることです、と教えていただきました。同時に日頃からの訓練をしっかり行なうことも大切です、とのこと。いつも言っていることですが、私達は朝お預かりしてから、夕方帰るまで子ども達の「命を預かり、守り、そして育ちを守る」ということは、何が何でも怠ることは許されませんので、日々、努力をしていきます。保護者の皆さんにも、戸の鍵の閉め忘れなどないようご協力をお願いいたします。幸い、今年に入り玄関や駐車場が見える監視カメラを新しいものに取り換え、画面も大きくして、はっきり見えるようにしたので、これは良かったと思いました。
次は9月分の給食材料代が出ましたので、ご報告いたします。材料代の合計は、園児数60名と変わりませんので、
6,000円×60人分ですので360,000円 材料代が363,300円でしたので、3,300円の赤字でした。9月頃から食品の値上げが始まりましたので、3,300円の赤字は栄養士の頑張りが分かります。しかし、ご存知のように、10月、11月と食材の値上げが続いておりますので、一層の努力が求められると思います。世界中がコロナ禍の中、原油の値上げが多くの物品の輸送に影響し、港では人手不足による荷上げが出来ず、といった世界的な難問が、皆さんの家庭生活やこんな保育園にも大きな影響を及ぼしてくるものですね。とにかく、いずれにしてもこれ以上の値上げは非常に困ります。
いろんな問題や課題を提供したり、多くのご協力をいただきながら、今年最後の「さっちゃん通信」になりました。今は「ペーパーロス」とかで、他園では「きぼうえんだより」のようなものは少なくなり、メールでの発信になっているようですが、希望園としては出来るだけ「クラスだより」や「きぼうえんだより」は今まで通り、紙面で発信していきます。新聞もあまり読まない方も多くなり、情報はスマホで得る時代ですが、人を育てる重要な役割を担う保育園ですので、常に保護者の皆さんとは顔を合わせての話し合いや紙面で思いを伝え、子どものことについてしっかり話し合うことを大切にしていきたいと思います。スマホでのやり取りは今後もしませんので、よろしくお願いします。但し、緊急連絡は一斉メールを利用します。併せてお願いは1歳や2歳からタブレットを見せたり、使わせたりと、これも時代的なものなのなのだろうとは思いますが、タブレットやゲームに頼らず、お父さん・お母さんが直接「生の声」で関わっていただきたいとお願いします。直接目には見えませんが、子ども達の成長に大きな影響を与えているのです。東北大学の脳学者である川島 隆太教授は、以前から警告をしております。お忙しくて子どもと直で関わるのは大変ですが、安易な方法に頼らず、直接手を掛け、声を掛け、子どもの心を見て聞いてあげるようにして下さい。園がこだわっている「布おむつ」もその一環となっております。「子ども第一の保育」です。
最後になりましたが、今年も本当に多くのご協力をいただきありがとうございました。残り1ヶ月、何事もなく年末を迎え、2022年の新年を健康で健やかに迎えられるよう職員一同お祈り申し上げます。 感謝