◆3園の保護者の皆様(No,163)

新入・進級おめでとうございます。

いよいよ2023年度の保育が始まりました。今年最初のきぼうえんだよりにさっちゃん通信の「見て、聞いて、愛して」を載せていただきました。近年、何かと難しいと言われる子育てですが、新入・進級の4月に少しでも子育てにお役に立てればと「見て、聞いて、愛して」を載せました。2007年に初めて書いたのですが、16年ぶりに少し直してみました。良ければ参考にしてみてください。今年度も3園を共にお願いいたします。

 

「見て、聞いて、愛して!!」 福室希望園 髙野 幸子(2023年)

 

◎子どもの“心”が見えますか。

・“心”は見えません。だから、見えるように努力しなければなりません。

子どもの心に添って下さい。

・子どもの心の訴えや“さけび”が聞こえますか。        聞いてください。

・子どもの心を見ましょう。見てください。         心で聞いてください。

・心で心を育てるのです。             優しさや思いやりが育ちます。

 

◎子どもを愛していますか。                心から愛してください。

・愛は愛を育てるのです。             愛は心を豊かにしてくれます。

・愛は愛の連鎖を続けます。         愛されたという実感が愛を育てます。

・子どもに愛されたという実感を持たせて下さい。 愛しているよ、と言って下さい。

 

◎子育ては大変です。              決して楽しいだけではありません

・子どもを育てることは素晴らしいことです。    でも、怖いことでもあります。

・ひとりで子育てをしようと思わないことです。    手伝っていただきましょう。

・子育て中、“苦しい”“大変だ”を大きな声で言いましょう。

“助けて”と言いましょう。

・お父さんも子育てに参加しましょう。        お母さんの最大の味方です。

お父さんの強さ、優しさを子どもに示して下さい。

子どもの育ちに大きな影響を与えます。

忙しいから、と逃げたり避けたりしていませんか。

安心感と豊かな愛情が子どもの育ちを育みます

◎親と子の関わりは、小さい時から大切に

・困った時 悩んだ時 苦しい時、子ども達は

「ねぇ、お父さん」「ねぇ、お母さん」と言えるでしょうか。

子どもから信頼されていますか。

 

・小さい時から、子どもの話を聞いてあげてますか。

「ちょっと待ってね」「後でね」と言ってませんか。

子どもの話を背中で聞いていませんか。

・子どもとの話し合いは、小さい時から積み重ねが必要です。

面倒だと思っていませんか。

『継続は力なり』です。

子どもにあきらめさせないで下さい。

あきらめることは、子どもを“無気力・無反応・無感動にしてしまいますよ。

・「お父さんも、お母さんも いっぱい愛してるよ」

「いつもあなたのことを見守ってるよ」と言っていますか。

・子どもの心のSOSがわかりますか。

「何故?」「どうして?」と考えてあげることができますか。

・子どもは小さい心がいっぱいになった時、必ずSOSを発します。

・子どものSOSを見逃さないでください。SOSに気付かないでいるといつしか心の奥に閉じ込めてしまいます。それはSOSがなくなったのではなく、心の中で少しずつ育てています。

・自分の子どもを丸ごと受け入れることが出来ますか

抱きしめていますか

 

◎子育ては“あせらず”“くらべず”“ゆったり”と“待つ”ことです。

  待ってあげられますか。

◎一人ひとりみんな育ちが違うのです。

  違っていいのです。

◎いっぱいの愛情で育った子は“意欲のある子”に育ちます。  生きる力が育ちます。

◎自分の子育てに自信を持ちましょう。

◎子どもの育つ基盤は家庭です。

◎子育ての第一義的責任は親です。

◎子育ての合理化はしていませんか。子どもは手をかけてかけすぎということはありません。

◎今は社会全体が子育てのお手伝いをします。(子育ての社会化)

  一人で頑張らないでください。